EditorsJuniorの日記

編集・ライター兼オンライン型寺子屋の講師が書籍を紹介したり、日常を綴ったりします。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

背伸びしても読むべき中高生からすべての大人向け『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』水村美苗/ちくま文庫 <5>

第四章 日本語という<国語>の誕生 夏目漱石の『三四郎』の引用から始まるこの章では、なぜ近代の入口で日本語が<国語>となったのか、なぜ維新後間もなく豊かな国民文学が次々と生まれたのか、前章に引き続き詳しく述べられます。 まず、<国語>誕生の条…